1983の解散ライブ。
彼らを知って繰り返し何度もきいた曲がたくさんある。
昨晩、最後の演奏を聴きに日本橋公会堂に向かった。
バンドは2022年に解散していたし、1年以上の時間が経っていたけれど、
会場は最終公演を見届けるたくさんの人で賑わい、暖かい雰囲気に包まれていた。
メンバーが登場して演奏が始まる。
それぞれが奏でる音の響きや重なりを、柔らかく澄んだ歌声が包み込んだ。
唯一のバンドだなと改めて感じた。
しんみりとした空気にしたくないと新間くんが何度も言っていたけど(その為の屏風だったそう笑)、
この日会場に響いた音は、訪れた目の前の人たちへしっかり届いたのではないだろうか。
この先観客の一人として彼らのステージを観ることはできない。
無理を承知で言うなら、あの空気を味わう時がまたいつの日か一瞬でもきてほしい。
アンコール最後の曲Milletイントロが鳴った時いくつかの気持ちが交差してじんわりと沁みた。
1983の皆さん、お疲れ様でした。
2024年におもうこと
元旦 落合川河原にて
2024年を迎えました。
2018年にフリーになって5年。
振り返ると求められた絵をとにかく描いてきた。
生活のためもあったけど、自分の絵がイラストレーションとして機能していく実感もあってあっという間に時間が過ぎた。
その隙間で自分の描きたい絵も描いてきた。
ベースになったのは、20代に好きだった音楽や訪れた国に影響を受けた絵だ。
絵で食べていくことは考えられなかったし、
描かずにはいられない気持ちだけがあって続けていた。
段々と声をかけてもらえるようになり、
作品に観てもらえるようになったことはありがたいことだなと強く思う。
同時に日常の仕事や展示、まわりの活動や表現に触れて自分の向かう方向に感じるものも増えていった。
このままでいいもの、変えたいものどちらもだ。
2024年は自分の生活や表現にもう一度時間をとって、
5年、10年先につながるものを探すような1年になったらいいなと思う。
そんなことを考えた日でした。
いまこの時も争いや災害が起きて続いている。
自分にできることはあまりにも小さいけれど、世の中がいい方向を向き進むように。
そして皆さんにとってよい年になりますように。
本年もよろしくお願いします。
アレックス・カッツ 京都展
アレックス・カッツの作品を観に京都へ行った。
大きなギャラリーでの展示をイメージしていたけれど、
有斐斎弘道館という歴史を感じる学問所に作品が並んでいた。
96歳を迎えた彼がこの場所を選んで、
自分の表現を今なお続けているということに静かに感動した。
京都へ移住したの友人宅に世話になり、久しぶりにお互いの近状を話す。
彼らの丁寧な暮らしを垣間見れたことも心地よい刺激となった旅だった。
春の賀茂川にまた訪れたい。
映画 「aftersun/アフターサン」
映画 「aftersun/アフターサン」
シャーロット・ウェルズ監督「アフターサン」へ、イラストとコメントを寄せました。
5月26日(金)公開です。
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父とふたりきりで過ごした11歳の夏。
テープに残るたわいもないやりとりや、淡々と過ぎる時間の中に感情が溢れる。
日常にふと現れる孤独の支えになるのは、あの夏の記憶なのかもしれない。
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映画『aftersun/アフターサン』
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
ロロ「BGM」
劇団ロロ「BGM」を観る。素晴らしかった。
心地よい音楽とストーリー。
物語が現在と過去を行き来する中で、彼ら一人ひとりの感情が波打ち際のように満ち引きを繰り返す。
お互いの存在を確かめながら交わされるやりとりは逞しさと優しさがあって、
彼らそれぞれの高揚感や寂しさを目の前にした時、自分の気持ちも同じように揺れた。
あのBGMを聞いたときは、きっとこの日を思い出すと思う。
KAAT神奈川芸術劇場前にて
卒業
息子の卒業式。
娘も通った小学校。
過ぎてしまえばあっという間の6年間。
彼なりにいろいろな体験をしたことだろう。
式のあとの校庭で、先生や友人と小学校最後の時間を過ごす姿を見て、
出会った人たち、見守ってくれた方たちに改めて感謝した一日でした。
フォルクスワーゲンの車
フォルクスワーゲンの車が走る風景を描く。
昔乗っていた2代目ゴルフを思い出す。
今は手頃な価格で見つけるのが難しくなってしまったけど、
昔は学生でも手の届く車だった。
真夏のエアコンは熱風(ガス切れ)、交差点でエンジンが止まる(怖)。
手のかかる車だったけど、個性的なフォルムや雰囲気、
ハンドルの質感やエンジンの音など今の車にはない魅力が詰まっていた。
そんなことを思いながら描いた風景。
「空の冒険」最終回
ANA機内誌「翼の王国」
吉田修一さん連載「空の冒険」が最終回。
大空をとぶ飛行機を描く。
→ 吉田修一さんのTwitterに最終回が載っています
連載中は「観たよ」と空の上で絵を見つけてくれる方もいました。
15年間お疲れ様でした。
ありがとうございました。
9日間の展示
浦安での展示が無事に終了した。
浦安の方をはじめたくさんの方に足を運んでもらえて嬉しかった。
会場で直接聞ける感想やエピソード、皆さんの表情を思い返し、贅沢な時間だったなとしみじみ思う。
浦安の職員の方々には連日大変お世話になってしまった。感謝です。
またゆっくり訪れたいと思います。
ありがとうございました。
映画「ハニーボーイ」8月7日(金)より公開
8月7日(金)より公開の映画「ハニーボーイ」、デジタル版ポスターのイラストを担当しました
痛々しくすれ違う父と息子。
離れることができない二人を包む光と影。
少年が父に抱く想いや叫びが、戸惑いのなかで揺れては消え、
それでも時には光り輝きながら美しい映像に溶けいく、そんな瞬間に出会える作品でした。
素敵な作品です。ぜひご覧ください
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監督:アルマ・ハレル
脚本:シャイア・ラブーフ
出演:
ノア・ジュプ
ルーカス・ヘッジズ
シャイア・ラブーフ 他
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
→ 公式サイト
阿佐ヶ谷Rojiを応援しています
コロナウイルスの影響で日常がすっかり変わってしまった。
阿佐ヶ谷のRojiも休業になってしまっている。
日本中のお店がいま続けていけるかどうかという状況の中、
皆にそれぞれ思いのある場所があると思うんだけど、
僕にとってなくなってほしくない場所。
自分の描いてきた絵が、誰かを支える力になるのかはよくわからない。
もしかしたら今こんな状況では必要とされないものかもしれない。
世の中が大きく揺れる時に抱く自分に向けた感情はいつも同じだ。
もう一度店の明かりが灯ってくれたら嬉しい。
この場所にも他の場所にも。
一日も早い収束を祈っている。
この状況を乗り切るため、Rojiでは応援グッズの販売を始めています。
僕も微力ながらTシャツのイラストで参加しています。
グッズは第三弾まで毎週追加されます。
皆さまどうぞよろしくおねがいします。
〈Roji支援プロジェクト 詳細〉
【第一弾】デザインTシャツ(石井モタコさん/坂内拓)、エコバッグ(柳智之さん)、Roji Magazine(ロジマガ) no.1、
ドリンクチケット(10枚券)
<Rojiサイトより>
第一弾発表のグッズ、ドリンクチケットをご購入いただいた方限定に、付録として購入できるRoji Magazine(ロジマガ) no.1。編集はRojiの常連でもある見汐麻衣と松永良平。Rojiならではの豪華メンバーによるzineです。 「見汐と松永の編集でおもしろいの作ります(3冊)。」
【第二弾】コンピレーション・デモ音源集『crowd』、Roji Magazine(ロジマガ) no.2
<Rojiサイトより>
牧野琢磨、cero、Shohei Takagi Parallela Botanica、VIDEOTAPEMUSIC、王舟、見汐麻衣、伴瀬朝彦、阿佐ヶ谷Rojiと所縁のあるアーティストによるコンピレーション・デモ音源集『crowd』。禁じられた3密空間と失われた2020年の春を夢想する25分。
Mastering : 得能直也/Artwork : 柳智之
【第三弾】デザインTシャツ (高城晶平さん/江本祐介さん)、VIDEOTAPEMUSICデザイン ステッカーとoneドリンクチケット、
Roji Magazine(ロジマガ) no.3
阿佐ヶ谷の猫/2018年 表参道HBギャラリー個展にて
志村けん
志村けんさんの訃報。
土曜日のあの時間、わくわくしながらテレビの前にいた子供の頃を思い出す。
小さい頃から僕らをたくさん笑わせてくれた人だった。
元気になってほしかったな。
志村けんさん、安らかに。
ジョン・ルーリー展 walk this way
20代に映画館で見た「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。
ドラマチックな展開はなく、淡々とした日常のシーンが続く映像は、
自分の描く絵の方向性に重なる。
今でも1番好きな作品だけれど、当時そこではじめて知った主演のジョン・ルーリー。
映画の世界で見る彼の容姿や仕草に、独特の個性を感じた。
かっこよかったな。しばらくは「ど頭にくる」TVディナーの食べ方も真似ていた。
先日彼の展示に行ってきた。
90年代後半にライム病という難病にかかり、音楽も役者活動も休止、
その後絵画制作を始め、2004年からドローイングなどの発表を始めている。
原画を見るのは初めてだった。
ユニークな構図とモチーフ、繊細なタッチと独特の粗密感がそこにあった。
あの頃映画を見て受けた感覚をもう一度味わった気分になった。
僕の感性の一部は、確実に彼からの影響を受けている。
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「ジョン・ルーリー展 walk this way」
会期:2019年4月5日~7月7日
会場:ワタリウム美術館
開館時間:11:00~19:00(水~21:00)
観覧料:一般 1000円 / 学生・25歳以下 800円
期間中何度も見れるチケットもあります。
個展「東京 tokyo」が終わって
Rooftop / 屋上
HBギャラリーでの個展が無事に終了しました。
足を運んでいただいた皆さま、気にかけてくれた方々、
HBギャラリースタッフのみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は生まれ育った「東京」をテーマに描きました。
自分が感じる東京っていうのは、何をしても目立たないというか、
ほっとかれるというか、ほっといてくれる街だなと思っている。
そして生活の中での楽しい事、うれしい事、悲しかった事、くやしかった事・・
様々な感情が気がつかれないままどんどん流れていってしまう。
でもその中には、日常のなんでもない出来事がたくさんあって、
そのいつもとかわらない風景は僕の一番描きたいものでもあった。
今回の個展「東京 tokyo」は、自分が今感じているこの街の空気感みたいなものを
作品を通して感じてもらえたらなと思って臨んだ展示でした。
会期中いただいた感想や意見に新しい発見があったり、
自分の方向性を再確認できる瞬間がたくさんありました。
とても充実した幸せな6日間でした。
自分としては絞りきった展示で今はスッカラカンの状態ですが、
力をためてまたいつの日か発表できる時がくるといいなと思います。
ありがとうございました!
Killing time / 暇つぶし(展示作品より)