ロバート・ゼメキス監督映画「HERE 時を越えて」
絵とコメントを寄せています。
→ 映画「HERE 時を越えて」
永遠ではない日常の出来事、些細な感情や何気ない瞬間。
始まりも終わりも孤独も希望も、すべてを包み込む場所が自分にもあってほしいと強く思えた。
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監督:ロバート・ゼメキス
原作:リチャード・マグワイア
脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:HERE/字幕翻訳:チオキ真理 提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
2025年に思うこと
展示「彼ら」会場の窓
2025年を迎えた。
昨年は展示を控えて、生活に軸を置いた1年だった。
オリジナルの作品は少なくなったけれど、こんな作品をつくりたいと思える瞬間が増えた。
その気持のまま、個展では新しい方向性に挑戦した。
そこに反応してくれた人もいて、ありがたかった。
この先も制作を続けていこうと思えた。
プライベートでも仕事でも、いいものを創ろう、表現しようとしている人達に影響を受けた。
新しい人たちが作品を知って声をかけてくれたことも励みになった。
反面、SNSの扱いが個人的には難しくなった年でもあって、
自分ではコントロールできない感情や仕組みに距離を置くようにもなっていた。
日常や展示のことを、このサイトをベースに発信していけたらなと思う。
SNSだけではなく、現実をみてもまだ世界は争いや災害が続いている。
先を思うとあっという間に不安になってしまう。
自分にできることは小さいけれど、少し先が前向きになるような活動を続けていきたい。
世の中がいい方向に進むように。
そして皆さんにとってよい年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
団地のふたり <再放送>
NHK BSドラマ「団地のふたり」第7話に作品をつかってもらっています。
年末の12/28〜30日に再放送があります。
12/28 ( 土 ) 午前 9:30 ( 第1 ~ 5回 )
12/29 ( 日 ) 午前 9:30 ( 第6 ~ 8回 )
12/30 ( 月 ) 午前 10:30 ( 第9・10回 )
・NHK BSドラマ「団地のふたり」
https://www.nhk.jp/p/ts/GZN1ZGJ52M/
地元で馴染みのある滝山団地で撮影されたようで、
昔から知っているお団子屋さんなども登場していました。
主演に小泉今日子さん、小林聡美さん、
他にも大好きな役者さんたちが多数演じています。
お時間ありましたらぜひご覧ください。
2025年 オリジナルカレンダー オンラインでの販売が終了しました
2025年 オリジナルカレンダーのオンラインでの販売が終了いたしました。
ご購入いただきありがとうございました。
引き続きこちらのお店でお取り扱いいただいてます。
お近くでしたらぜひお立ち寄りください。
(2024.12.25 時点です)
・dessin(東京/中目黒・店頭販売)※完売
・Roji(東京/阿佐ヶ谷・店頭販売)お問い合わせください
・雨らら日(東京)※完売
・ビームス ジャパン(東京/新宿4F 店頭販売・オンライン)※完売
・TOKYOBIKE TOKYO(東京/清澄白河・中目黒・吉祥寺 店頭販売・オンライン)※完売
・カフェクウワ(埼玉/店頭販売)お問い合わせください
・blackbird books(大阪/店頭販売・オンライン)※完売
・rovakk musikk(長野/オンライン)※完売
・モトロク飲食店(広島)お問い合わせください
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
2025年 オリジナルカレンダーができました
design: Eiko Sasaki
2025年度オリジナルカレンダーです。
12枚綴りのシンプルなA3カレンダーで、そのままポスターとしても飾れます。
デザインはササキエイコさん。特色刷りのポスターが付いています。
紙は艶と張りのある独特の風合いのクラフト紙に印刷しました。
ピンやテープなどで自由に貼ってご使用ください。
使用後はポスターのほか、ブックカバーや包装紙としてもお使いいただけます。
身近な人への贈り物などにもいかがでしょうか。
→ 2025年 オリジナルカレンダー BASEオンラインショップ
こちらのお店で引き続きお取り扱いいただいてます。
お近くでしたらぜひお立ち寄りください。
・ビームス ジャパン(東京/新宿4F・オンライン)
・TOKYOBIKE TOKYO(東京/清澄白河・吉祥寺・オンライン)
・dessin(東京/中目黒)
・Roji(東京/阿佐ヶ谷)
・雨らら日(東京/松陰神社前)
・カフェクウワ(埼玉)
・blackbird books(大阪)※完売
・rovakk musikk(長野)
・モトロク飲食店(広島)
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2025年 オリジナルカレンダー
サイズ 297mm×420mm
枚 数 13枚(12ヶ月 + ポスター)
紙 種 片艶クラフト60kg/色上質 アイボリー 中厚口
印 刷 オフセット印刷
デザイン ササキエイコ
使用作品
1月:Frisbee フリスビー
2月:Jet cloud 飛行機雲
3月:Lakeside 湖畔
4月:Afternoon in the park 午後の公園
5月:Slope way 坂道
6月:Killing time 暇つぶし
7月:Curve カーブ
8月:Footbridge 歩道橋
9月:Mellow
10月:The sea where I came with father 父ときた海
11月:Routine ルーティーン
12月:Snow fun 雪遊び
ポスター:Stay free
< profile >
ササキエイコ
Eiko Sasaki
兵庫県神戸市生まれ 東京都在住
グラフィックデザイナー、イラストレーター、アーティスト。
2012年 京都精華大学デザイン学部卒業。
鈴木成一デザイン室、nipponiaでの勤務を経て2023年独立。
instagram: @e_k_s_s_k
谷川俊太郎「ここ」
谷川俊太郎さんの「ここ」という詩が好きだった。
眺めているだけで、ゆったりとした気持ちになった。
ご冥福をお祈りします。
映画「grace」
コーカサスという辺境の地に重くのしかかる灰色の空。
冷たい風に煽られる生活を強いられる日常に加え、
希望の見えない社会の爪痕が容赦なく2人の生活を巻き込んでいく。
やり場のない感情を抱えながらも、決して折れることのない少女の振る舞いが
唯一の希望としてそこに映りこんでいる気がした。
最高でした。
→ grace オフィシャルサイト
2025年カレンダー
2025年のカレンダーを制作しています。
11月末〜12月はじめ頃に販売予定です。
12枚綴りのA3カレンダーで
終わってからもそのままポスターのような感覚で飾ってもらえたらと思ってます。
特色刷りのポスター付きです。
オンラインストアの準備が整いましたらSNS等でも詳細お知らせします。
小さなブーケとミサンガ
大切にしているもの(愛用品)をモチーフに、
ササキエイコさんが絵を描く企画 “my favorite ___” に声をかけてもらい、
むかし娘にもらったブーケの思い出、左腕に巻いているミサンガのことを書きました。
とても素敵な絵を描いてもらいました。
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小さなブーケ
artwork: eiko sasaki
娘がいる。もう大きくなってすっかり自分らしく生活している。
小さい頃はとにかく内気な子だった。人と関わることも苦手で、
中学から電車通学になった時は朝からハラハラしていたのを覚えている。
そんな娘が学校の帰り道に、小さなブーケを買ってきてくれた。
父の日だった。
当時は「レジで店員さんと話すから」と買い物も嫌がるような子だったのでとても驚いた。
嬉しくてずっと飾っていたら枯れてドライフラワーになった。
壁にかかったその小さなブーケを見ると、
あの時花を買って帰ろうとした娘の気持ちをふと思い返す。
娘はあの日の事を今でも覚えているだろうか。
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ミサンガ
artwork: eiko sasaki
ずいぶん前に立ち寄った店でみつけたミサンガ。
繊細な細い糸で織られていて、あまり主張しないところが気に入っている。
特に願い事はしていないのだけど、実は何度も切れている。
ただこの控えめな雰囲気が好きで、切れても構わず手首に巻きつけている。
切れて結び直すたびに段々と短くなるので、
次に切れた時は結ぶことが難しい長さになってしまった。
ミサンガは、切れると願いが叶うと言われているけど、
どうかもう切れないでくれと願っている。
すでにミサンガではないのかもしれないけれど。
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< profile >
映画「HAPPYEND」
自分と相手の間に生まれる感情と選択。
状況に抵抗したり、身を任せたり、立ち止まったり。
強い流れには気持ちを引いてしまうこともある。
その瞬間に沸き起こる衝動をうまくコントロールすることは難しい。
彼らの戸惑いや憤りが、単なる役者としてのポーズでなく、
今を生きる若者たちのリアルな葛藤として映しだされている気がした。
イ・ラン
イ・ランの単独来日公演。
素晴らしいライブだった。
「パンを食べた」「患難の時代」「ある名前を持った人の一日を想像してみる」「イムジン河」
心地よい演奏が会場を包み、澄んだ歌声が力強く遠くまで響いた。
彼女の歌うメッセージは決して晴やかなものではないけれど、
綴られた言葉にはこの時代に生きる人たちを支える強さと寄り添える寂しさがあった。
이랑의 단독 내한 공연.
멋진 라이브였다.
'빵을 먹었다', '고난의 시대', '어떤 이름을 가진 하루를 상상해본다', '임진강' 등
기분 좋은 연주가 공연장을 감싸고 맑은 목소리가 힘차게 멀리까지 울려 퍼졌다. 그녀가 노래하는 메시지가 결코 청량한 것은 아니지만, 그 말 속에는 이 시대를 살아가는 사람들을 지탱하는 힘과 함께할 수 있는 외로움이 담겨 있었다.
作品展「彼ら」終了
中目黒dessinでの作品展「彼ら」が終了しました。
お越しいただきありがとうございました。
今回は新しい試みの展示でしたが、
皆さんに足を運んでいただき、背中を押されたような二週間でした。
またどこかでお会いできますように。
ミツメ
2024.09.27FRI
mitsume
LIQUIDROOM 20th ANNIVERSARY
mitsume live 2024 “decade”
曲もビジュアルも他のバンドとは違うらしさがあった。
その後の発表は驚いてしまったけど(寂しい・・)、
またいつの日か彼らの演奏に足を運べる日が来るといいなと思う。
15年間お疲れ様でした。
タビガタリ「旅にまつわる音楽」プレイリスト
JR東海ツアーズ企画「タビガタリ」で 「旅にまつわる音楽」のプレイリストを紹介いただきました。
学生の頃イギリスに旅をした思い出を書いてます。
→ イラストレーター・坂内拓「旅先でも日常でも高ぶる気分を分けてくれるプレイリスト」
10曲とのことでしたが絞れず、こちらの12曲を選びました。
1. 北へ向かう/寺尾紗穂
2. GHOST/ズーカラデル
3. 時にまかせて/金延幸子
4. さびしさ/折坂悠太
5. Evening news イブニング・ニュース/cero
6. bonsai/dodo
7. 忘れたい/ミツメ
8. みずいろのラプソディ/1983
9. 患難の世代/イ・ラン
10. さみしがりな星/betcover!!
11. 嘘とギター/GOFISH
12. ひとりぼっちの人工衛星/ゆらゆら帝国
映画「ルックバック」
みた・・みて!
朝日新聞 映画コラム「私の描くグッとムービー」
朝日新聞夕刊の映画コラム「私の描くグッとムービー」に掲載いただいてます。
影響を受けた映画をテーマに、丁寧にインタビューしていただきました。
中学時代の先生から連絡をもらったり、嬉しい出来事がありました。
ありがとうございました。
コラムの内容はこちらからお読みいただけます。
→ 私の描くグッとムービー
山田かまち
山田かまちの美術館へ
夜明けのすべて
三宅唱監督「夜明けのすべて」 を観る。
なんというか、希望のようなものが映っていて素晴らしかった。
ロロ『BGM』再び
ロロ『BGM』の配信が始まった。
2023年、場所はKAAT神奈川芸術劇場。
素晴らしい舞台だった。
演出、音楽、舞台、ひとつひとつの動きやセリフが折り重なるように展開して、
今その瞬間にしかできない空間、雰囲気がそこにあった。
どなたでも視聴できます。
奇跡のような舞台をぜひ観てもらえたら嬉しいです。
→ロロ『BGM』(2023)
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『BGM』
脚本・演出:三浦直之
音楽:曽我部恵一
出演:⻲島一徳 島田桃子 望月綾乃 荒木知佳 井上向日葵 岩本えり 北村恵 福原冠 曽我部恵一
1983 解散ライブをみた日
1983の解散ライブ。
彼らを知って繰り返し何度もきいた曲がたくさんある。
昨晩、最後の演奏を聴きに日本橋公会堂に向かった。
バンドは2022年に解散していたし、1年以上の時間が経っていたけれど、
会場は最終公演を見届けるたくさんの人で賑わい、暖かい雰囲気に包まれていた。
メンバーが登場して演奏が始まる。
それぞれが奏でる音の響きや重なりを、柔らかく澄んだ歌声が包み込んだ。
唯一のバンドだなと改めて感じた。
しんみりとした空気にしたくないと新間くんが何度も言っていたけど(その為の屏風だったそう笑)、
この日会場に響いた音は、訪れた目の前の人たちへしっかり届いたのではないだろうか。
この先観客の一人として彼らのステージを観ることはできない。
無理を承知で言うなら、あの空気を味わう時がまたいつの日か一瞬でもきてほしい。
アンコール最後の曲Milletイントロが鳴った時いくつかの気持ちが交差してじんわりと沁みた。
1983の皆さん、お疲れ様でした。