三宅唱監督の旅と日々。
つげ義春作品『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』が原作になっている。
つげさんの作品は一つ一つが濃く重い。どんな形で2つの作品が撮られるのかと待ち望んで観た。
主人公の李が完成された映画を前に、脚本家としての自分の実力を疑うシーンから物語は静かに動き出す。
自分の描きたいものがコントロールできない、表現できない李の葛藤が、
旅の中で咀嚼され、真っ白な雪景色がつくる光と影のコントラストにじんわり溶け込んだ。
ヴィタリー・カネフスキー 三部作
ヴィターリー・カネフスキーの三部作。
『ぼくら、20 世紀の⼦供たち』ではソ連崩解体後の不安定な社会で生きるストリートチルドレンの、
乾いた生活が淡々としたトーンで記録されている。
彼らの感情や思考はどこまでがリアルなのか、希望や選択の余地はあるのか。
望んだとしてそれを手に入れることはできるのか。
自分の力では簡単には変えることができない過酷な日常、
それを当たり前に受け入れさせてしまう社会の影がそこにはあった。
ユーロスペースにて。
映画「水の中で深呼吸」
映画「水の中で深呼吸」パンフレットのアートワークを担当しています。
自分が深く呼吸できる場所はどこなのか。
他者との関わりが不得意な自分と共感する感情がいくつもあった。
主人公の朝比奈葵が水中に潜るシーンが特に印象的で素敵だった。
観終えたあと、ポスターに映る彼らの視線をよりはっきりと感じた気がした。
劇場でぜひご覧ください。
→ 映画「水の中で深呼吸」
映画「HERE 時を越えて」
ロバート・ゼメキス監督映画「HERE 時を越えて」
絵とコメントを寄せています。
→ 映画「HERE 時を越えて」
永遠ではない日常の出来事、些細な感情や何気ない瞬間。
始まりも終わりも孤独も希望も、すべてを包み込む場所が自分にもあってほしいと強く思えた。
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監督:ロバート・ゼメキス
原作:リチャード・マグワイア
脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス
2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/原題:HERE/字幕翻訳:チオキ真理 提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ
映画「grace」
コーカサスという辺境の地に重くのしかかる灰色の空。
冷たい風に煽られる生活を強いられる日常に加え、
希望の見えない社会の爪痕が容赦なく2人の生活を巻き込んでいく。
やり場のない感情を抱えながらも、決して折れることのない少女の振る舞いが
唯一の希望としてそこに映りこんでいる気がした。
最高でした。
→ grace オフィシャルサイト
映画「HAPPYEND」
自分と相手の間に生まれる感情と選択。
状況に抵抗したり、身を任せたり、立ち止まったり。
強い流れには気持ちを引いてしまうこともある。
その瞬間に沸き起こる衝動をうまくコントロールすることは難しい。
彼らの戸惑いや憤りが、単なる役者としてのポーズでなく、
今を生きる若者たちのリアルな葛藤として映しだされている気がした。
映画「ルックバック」
みた・・みて!
朝日新聞 映画コラム「私の描くグッとムービー」
朝日新聞夕刊の映画コラム「私の描くグッとムービー」に掲載いただいてます。
影響を受けた映画をテーマに、丁寧にインタビューしていただきました。
中学時代の先生から連絡をもらったり、嬉しい出来事がありました。
ありがとうございました。
コラムの内容はこちらからお読みいただけます。
→ 私の描くグッとムービー
夜明けのすべて
三宅唱監督「夜明けのすべて」 を観る。
なんというか、希望のようなものが映っていて素晴らしかった。
映画 「aftersun/アフターサン」
映画 「aftersun/アフターサン」
シャーロット・ウェルズ監督「アフターサン」へ、イラストとコメントを寄せました。
5月26日(金)公開です。
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父とふたりきりで過ごした11歳の夏。
テープに残るたわいもないやりとりや、淡々と過ぎる時間の中に感情が溢れる。
日常にふと現れる孤独の支えになるのは、あの夏の記憶なのかもしれない。
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映画『aftersun/アフターサン』
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
映画「シェイン」
Crock of Gold - A Few Rounds with Shane MacGowan
@UPLINK 吉祥寺
ある惑星の散文
シネマ・ロサ最終日。
作品はこの後、各地を巡って順次劇場で公開されます。
惑星のように惹かれ合う二人を描いたこのシーンが、映画と出会うきっかけになってくれたら嬉しいです。
→ 映画「ある惑星の散文」 公式サイト
映画「ハニーボーイ」8月7日(金)より公開
8月7日(金)より公開の映画「ハニーボーイ」、デジタル版ポスターのイラストを担当しました
痛々しくすれ違う父と息子。
離れることができない二人を包む光と影。
少年が父に抱く想いや叫びが、戸惑いのなかで揺れては消え、
それでも時には光り輝きながら美しい映像に溶けいく、そんな瞬間に出会える作品でした。
素敵な作品です。ぜひご覧ください
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監督:アルマ・ハレル
脚本:シャイア・ラブーフ
出演:
ノア・ジュプ
ルーカス・ヘッジズ
シャイア・ラブーフ 他
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
→ 公式サイト