旅と日々 つげ義春『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』が原作となった作品。劇中、主人公の李が自分の書いたも以上のものが完成した映画では映っていて脚本家としての自分を疑う姿があった。 描きたかったものがコントロールできない、表現できない葛藤が鮮明な雪のコントラストにじんわり溶け込むように映っている気がした。