ヴィタリー・カネフスキー 三部作 ヴィターリー・カネフスキーの三部作。『ぼくら、20 世紀の⼦供たち』ではソ連崩解体後の不安定な社会で生きるストリートチルドレンの、乾いた生活が淡々としたトーンで記録されている。彼らの感情や思考はどこまでがリアルなのか、希望や選択の余地はあるのか。望んだとしてそれを手に入れることはできるのか。自分の力では簡単には変えることができない過酷な日常、それを当たり前に受け入れさせてしまう社会の影がそこにはあった。ユーロスペースにて。