昨年はひたすらに絵を描いていたような気がする。
枚数に比例してだんだんと器用になってきて、思いどおり描けることが増えた反面、
自分らしい表現の幅に限界みたいなものも感じた。
それは多分経験や慣れからくるもので、遊びの少ない絵になることもあった。
この違和感は気付くと頭をぐるぐる回っていて、
構図や見せ方に変化をだそうともがいた。
それは(おそらく)自分にしかわからない小さなものではあるけれど、
いつもと違う感覚で描けるきっかけみたいなものを何度か感じることができた。
今年の展示では、その感覚を確かめる気持ちで、
みてくれる人も自分も楽しめるような作品を作りたい。
一方で、自分ではコントロール出来ない世の中の対立、負の感情や言葉も横切った。
それは誰の生活にもあることなんだろうけれど、
自分の日常の中にも時折現れて、気持ちが絵に向かない頻度を上げた。
そんなときに絵をきっかけに声をかけてくれる人、発信してくれる人がいて、ぐいっと自分の手を引いた。
不思議とありがたいタイミングが幾度も訪れた。
本や音楽と関わることができたし、同じ方向を向いている人たちの活動にも刺激を受けた。
こんな瞬間があるから続けられるのかも、と思ったりもする。
勘違いでも小さくてもいいから、自分にも返せるものがあると思って描いていけたらいい。
身近な社会や世の中がいい方向に進むように。
そして皆さんにとってよい年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いします。
2026年 元日